AIに書かせた記事をSubstackに投稿する
Markdownで書いて、きれいに貼る方法
さきほど、Claudeとの対話で書いた(書かせた)分析記事をSubstackに投稿した。Markdownで書いた原稿をSubstackに持っていく作業には、知っておくと楽になるコツがいくつかある。同じことをやりたい人のために、実際の手順とハマりどころを書いておく。
前提: SubstackはMarkdownを食べない
最初に知っておくべきこと。SubstackのエディタはWYSIWYG(リッチテキスト)で、Markdown記法を直接認識しない。## 見出し や **太字** をそのまま貼ると、記号がそのまま表示される。
つまり、Markdownで書いた原稿をSubstackに持っていくには、どこかで変換が必要になる。
ステップ1: Markdownで原稿を書く
AIに書かせるにしろ自分で書くにしろ、Markdownで書くこと自体は問題ない。見出し、太字、イタリック、箇条書き、リンク、水平線――これらは全てSubstackの機能に対応している。
ただし、Substackが対応していない記法がある:
テーブル ――サポートなし。箇条書きで代替する
コードブロック ――GitHub Gist埋め込みのみ。fenced code blockは不可
インラインコード ――不可
技術記事でコードを多用する場合、Substackは向いていない。逆に、文章中心の記事なら十分に使える。
ステップ2: タイトルとサブタイトルを分離する
Substackではタイトルとサブタイトルをエディタ上部の専用欄に入力する。Markdown原稿の # タイトル をそのまま本文に含めると重複する。
おすすめの運用:
原稿ファイルの先頭にHTMLコメントでタイトル情報を残す
本文からはH1を削除する
<!-- タイトル: 記事のタイトル -->
<!-- サブタイトル: 補足説明 -->
本文はここから始まる。
こうしておけば、原稿ファイルを見ればタイトルがわかるし、変換時にH1が本文に紛れ込むこともない。
ステップ3: 変換ツールを使う
md-to-substack.netlify.app というツールがある。左のテキストエリアにMarkdownを貼ると、右にプレビューが出る。「Copy for Substack」ボタンを押すと、リッチテキストがクリップボードにコピーされる。
設定のおすすめ:
Enable smart quotes: ON(
"が""になる)Add extra spacing between lines: OFF(ONにすると各行が別段落になる)
Auto-update preview: ON
コピーしたら、Substackのエディタに Cmd+V(Macの場合)で貼り付ける。見出し、太字、箇条書し、リンク、水平線がそのまま反映される。
ステップ4: 貼り付け後の調整
変換ツールは万能ではない。貼り付けた後にSubstackエディタ上で確認・調整が必要なポイントがある。
ダッシュの表示。日本語ダッシュはSubstackで安定しない。下書きエディタでは ―(U+2015)がきれいに見えるが、公開後は —(U+2014)の方が長く表示される。どちらにしても2連――(U+2015)——(U+2014)にすると公開後には間が空く。最も確実な対策は、ダッシュをなるべく使わず括弧や読点で代替すること。 どうしても使う場合は —(U+2014)で。
イタリック。日本語のイタリックはフォントによって表示が微妙になることがある。Substackでは概ね問題ないが、プレビューで確認すること。
画像。変換ツールでは画像は変換されない。Substackエディタ上で手動挿入する。
リンク。Markdownのリンク記法 [テキスト](URL) は正しく変換される。ただし公開前にリンク先が生きているか確認しておくこと。
ステップ5: サブタイトルと概要
Substackのサブタイトル欄はプレーンテキストのみ。太字もイタリックも効かない。
本文冒頭に概要(リード文)を置く場合、読者に「これは概要だ」と伝わる工夫が要る。実際にやってみて落ち着いたのは、イタリックの段落の冒頭に「概要:」と入れ、その下に水平線を引く形だった。
*概要: この記事では○○について検討する。*
---
本文はここから。
見出しにするほどではないが、何もないと本文との区別がつかない。「概要:」の一言が目印になる。
AIに原稿を書かせるとき
Claudeに記事を書かせる場合、「Substackに投稿する前提でMarkdownで書いて。テーブルとコードブロックは使わないで。ダッシュはなるべく避けて、括弧や読点で代替して」と指示するだけで、対応した原稿が出てくる。
さらに楽をしたければ、この記事の内容をそのままAIに渡して「この手順に従ってSubstack用の原稿を整形して」と頼めばいい。タイトルの分離、概要の書式設定まで一括でやってくれる。
まとめ
Markdownで書く(テーブル・コードブロックは避ける)
タイトル/サブタイトルをHTMLコメントで記録し、本文から分離する
md-to-substack.netlify.app で変換してコピー
Substackエディタに貼り付け
画像、リンクを確認・調整
タイトル・サブタイトルを入力して公開
Markdownで書いてSubstackに投稿する作業は、最初は面倒に見えるが、一度やれば10分で終わる。原稿はMarkdownで手元に残るから、他のプラットフォームへの転載も簡単だ。

